おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
プ ロフィールはこちらをご覧ください。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
本日、紹介するお話は、日経ビジネスで紹介されたもので、
いつかは、このブログをご覧の皆様には、お伝えしたかった記事です。
広島県三原市は、
人口約10万人の地方都市です。
ここに、朝早くから行列ができる
わずか4坪程の「八天堂」というパン屋があります。
今でこそ、大繁盛していますが、
2度の大きな転機を経験しています。
1933年に和菓子店として創業し、
1953年に洋菓子に転換します。
そして、1991年に、
洋菓子からパン屋に転換しました。
その後、広島県内に10店舗を展開します。
「良い商品」ではなく、「売れる商品」の製造に力を入れて、
気がつけば全店が赤字になっていたそうです・・・
仕方なく、店舗撤退をおこないながら、
スーパーで売っている袋詰めのパン製造に舵を切ります。
これにより、一旦は経営は回復しましす。
しかし、競合も袋詰めのパンを製造し、再び窮地に追い込まれます。
そこで、八天堂は、ヒット商品ではなく、
長く支持されるスタンダード商品を採用する戦略を採用します。
そこで、100種類程あったパンを絞り込み、
絞り込んだパンを丁寧に製造する方針を固めます。
いわゆる、ランチェスター戦略です。
まずは、日本人が好きなパン、7商品に特化しようと考えました。
その7品目とは・・・
=================
●あんぱん
●クリームパン
●ジャムパン
●カレーパン
●コロッケパン
●やきそばパン
●メロンパン
=================
しかし、やきそばパンとコロッケパンは、競合が多く、
作りたてでなければ美味しくないことから諦めました。
そこで、八天堂が特化したパンは・・・
八天堂は、かつて洋菓子店として
シュークリームを製造していました。
その経験を活かし、2007年、地元・広島県三原市で、
「クリームパンの専門店」として方向転換します。
何と、商品は、クリームパン1点です。
また、味は、多くのお客様にリピートしてもらうために、
味の濃いものではなく、飽きないシンプルな味に改良しました。
とにかく、
スタンダード商品を目指したのです。
さて、ここからが、八天堂のユニークな戦略です。
八天堂は、広島県内で販路拡大をせずに、
大都市である東京・品川と神戸に出店します。
人口と消費量も多い、大都市圏を狙い、
八天堂のクリームパンの認知拡大を狙いました。
一時、売上は2億円まで落ち込んでいたものが、
12億円までに成長しました。
空飛ぶクリームパン 個性を消して売上高6倍〜八天堂
八天堂
さて、八天堂の話しを読んで、
皆さんは、何をどう感じましたか?
一見、派手に見える
100種類のパンをクリームパンだけに絞り込んだ戦略。
これは、勇気ある絞り込みです。
評価される一つです。
しかし、これよりもウンと大切なことが、
この事例にはあります。
地域密着ビジネスに限らず、長く商売をおこなうには、
長く愛されるスタンダードな商品が必要です。
別の言葉を使えば、ロングセラー商品です。
地元の人たちに愛され、
世代を超えて語り継がれるような商品です。
仙台の秋保温泉にある、小さなスーパー「さいち」にも、
ロングセラー商品があります。
ここは、視察が絶えないスーパーとして有名です。
そして、ロングセラー商品とは、「おはぎ」です。

「ひとつ食べたらたくさんではなく、
何としても2つ食べていただくようなものを」
「お腹がすいているときには
何個でも食べられるものを」
このような考えで、おはぎの味を追求した結果、
甘さ控えめのシンプルな味に落ち着きました。
その結果、一日平均5000個、土日には1万個、
お彼岸の中日には2万個売れます。
これも、スタンダード商品であり、ロングセラー商品です。
決して、ヒット商品ではありません。
奇をてらった、派手な戦略・戦術ではなく、
いかにリピートしてもらうかに重きを置いた商品開発です。
長くリピートしてもらうには、
濃い味や派手さがあっては、飽きられてしまいます。
そうかと言って、あまりに地味では
商品としての訴求力に欠けます・・・
ここが、商売の難しいところであり、
面白いところでもあります。
商品開発に、「スタンダード」「ロングセラー」「リピート」
の視点を取り入れてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
プ ロフィールはこちらをご覧ください。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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驚異の絞り込みから学ぶことは?
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驚異の絞り込みから学ぶことは?
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本日、紹介するお話は、日経ビジネスで紹介されたもので、
いつかは、このブログをご覧の皆様には、お伝えしたかった記事です。
広島県三原市は、
人口約10万人の地方都市です。
ここに、朝早くから行列ができる
わずか4坪程の「八天堂」というパン屋があります。
今でこそ、大繁盛していますが、
2度の大きな転機を経験しています。
1933年に和菓子店として創業し、
1953年に洋菓子に転換します。
そして、1991年に、
洋菓子からパン屋に転換しました。
その後、広島県内に10店舗を展開します。
「良い商品」ではなく、「売れる商品」の製造に力を入れて、
気がつけば全店が赤字になっていたそうです・・・
仕方なく、店舗撤退をおこないながら、
スーパーで売っている袋詰めのパン製造に舵を切ります。
これにより、一旦は経営は回復しましす。
しかし、競合も袋詰めのパンを製造し、再び窮地に追い込まれます。
そこで、八天堂は、ヒット商品ではなく、
長く支持されるスタンダード商品を採用する戦略を採用します。
そこで、100種類程あったパンを絞り込み、
絞り込んだパンを丁寧に製造する方針を固めます。
いわゆる、ランチェスター戦略です。
まずは、日本人が好きなパン、7商品に特化しようと考えました。
その7品目とは・・・
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●あんぱん
●クリームパン
●ジャムパン
●カレーパン
●コロッケパン
●やきそばパン
●メロンパン
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しかし、やきそばパンとコロッケパンは、競合が多く、
作りたてでなければ美味しくないことから諦めました。
そこで、八天堂が特化したパンは・・・
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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!===============================================================
八天堂は、かつて洋菓子店として
シュークリームを製造していました。
その経験を活かし、2007年、地元・広島県三原市で、
「クリームパンの専門店」として方向転換します。
何と、商品は、クリームパン1点です。
また、味は、多くのお客様にリピートしてもらうために、
味の濃いものではなく、飽きないシンプルな味に改良しました。
とにかく、
スタンダード商品を目指したのです。
さて、ここからが、八天堂のユニークな戦略です。
八天堂は、広島県内で販路拡大をせずに、
大都市である東京・品川と神戸に出店します。
人口と消費量も多い、大都市圏を狙い、
八天堂のクリームパンの認知拡大を狙いました。
一時、売上は2億円まで落ち込んでいたものが、
12億円までに成長しました。
空飛ぶクリームパン 個性を消して売上高6倍〜八天堂
八天堂
さて、八天堂の話しを読んで、
皆さんは、何をどう感じましたか?
一見、派手に見える
100種類のパンをクリームパンだけに絞り込んだ戦略。
これは、勇気ある絞り込みです。
評価される一つです。
しかし、これよりもウンと大切なことが、
この事例にはあります。
地域密着ビジネスに限らず、長く商売をおこなうには、
長く愛されるスタンダードな商品が必要です。
別の言葉を使えば、ロングセラー商品です。
地元の人たちに愛され、
世代を超えて語り継がれるような商品です。
仙台の秋保温泉にある、小さなスーパー「さいち」にも、
ロングセラー商品があります。
ここは、視察が絶えないスーパーとして有名です。
そして、ロングセラー商品とは、「おはぎ」です。

「ひとつ食べたらたくさんではなく、
何としても2つ食べていただくようなものを」
「お腹がすいているときには
何個でも食べられるものを」
このような考えで、おはぎの味を追求した結果、
甘さ控えめのシンプルな味に落ち着きました。
その結果、一日平均5000個、土日には1万個、
お彼岸の中日には2万個売れます。
これも、スタンダード商品であり、ロングセラー商品です。
決して、ヒット商品ではありません。
奇をてらった、派手な戦略・戦術ではなく、
いかにリピートしてもらうかに重きを置いた商品開発です。
長くリピートしてもらうには、
濃い味や派手さがあっては、飽きられてしまいます。
そうかと言って、あまりに地味では
商品としての訴求力に欠けます・・・
ここが、商売の難しいところであり、
面白いところでもあります。
商品開発に、「スタンダード」「ロングセラー」「リピート」
の視点を取り入れてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。
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次回の更新は、明日あさ7:00です
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