おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
「あなたの会社の強みは何ですか?」
この質問に即座に答えられる経営者、
または、社員のいる会社の業績はきっと素晴らしいと思います。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
マネジメントを読んだら」でお馴染みのピーター・ドラッカーは、
著書「プロフェッショナルの条件」で、強みに関してこんなことを語っています。
「何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである。
弱みによって何かを行うことはできない。
できないことによって何かを行うことなど、とうていできない。」と。
また、ドラッカーは、強みに対する言及が
ひじょうに多いのも特徴です。
たとえば・・・
=====================================================
●強みに集中せよ
●強みの上に築け
●誰もが自らの強みについてはよくわかっていると思う。
たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである
●自分自身について知りうることのうち、強みこそ最も重要
=====================================================
などの言葉を残しています。
つまり、真の強みを見つけて、強みに集中すれば、
物事を成し遂げられると言っています。
私は商売柄、様々なクライアントの強みを見つける
コンサルティングをおこなってきました。
そのコツは、「競合には難しいけど、自社は簡単にやれる事は何か?」と
「それは、お客様にとって価値のあることなのか?」を考えることです。
とは言うものの
そう簡単に強みはわかりません。
そんな時は、お客様にインタビューをすることも
一つの方法です。
あらかじめ、基本的な質問項目を決めておき、
会話形式で強みを探っていきます。
少し慣れは必要ですが、私はこの方法で、
ある店舗設計事務所の強みを見つけました。
まさに、競合には難しく、
お客様に価値のあることでした。
商品、顧客、商圏、価格、売り方、納期、メンテナンス、
ロケーション、営業時間などあらゆる面から、
あなたの会社やお店の強みを考えてください。
今から十数年前のサラリーマン時代、同じ部署の同僚の父親が、
全国的に有名な鍛治職人Iさんでした。
私は同僚に、「お父さんに包丁を作ってもらえないだろうか?」
と頼みました。
了解はしてもらったのですが、
納期は一ヶ月から一ヵ月半ということでした。
何でも気が向かないと製造しないそうで、
納期は約束できないとのことでした。
納期を約束できないということは、
一見弱みのように感じます。
ビジネスの世界では、納期を明確にして、
お客様と約束するのが常識です。
ですから、常識に反しているのです。
しかし、よく考えれば、この職人が心身ともに
最高の状態の時に製造するのですから、
最高の包丁が完成すると思います。
納期を重視するために、心身のコンディションが悪い時に
無理して作ったものとは比較にならない品質でしょう。
一見、弱みだと思われたものも、
視点を変えれば立派な強みになります。
また、ある製造業では、
社員の高齢化に悩んでいました。
プレス関係の工場で、なかなか若い人材が
集まらないとのことでした。
設備の自動化も遅れており、
手作業や経験が必要な古い設備がほとんどでした。
これも、一見すると弱みのように感じます。
しかし、熟練の職人が、一つ一つ手作業で製造するということは、
小ロットでの製造が可能になります。
自動化された設備は、
大量生産を前提としています。
小ロットでも可能ですが、
べらぼうに価格が高くなります。
これも、弱みだと思われたものが、
視点を変えれば強みになるというお手本ですね。
以上の事例から、欠点、弱点、デメリットなどの弱みが、
大きければ大きい程、強みになりうるということです。
マイナスであればある程、
プラスとして訴求できる可能性が高くなります。
ですから、世の中の常識から外れているからといって、
がっかりすることはありません。
ストレートに強みを考えるのも一つの方法ですが、
弱みから強みを考える方法もあります。
この視点で、あなたの会社やお店の強みを、
再度見つめ直してください。
思いがけない強みが見つかるかもしれません。
さて、先日ユニークな
新聞折込チラシを見つけました。
新潟市の外壁・屋根の塗り替えリフォーム
専門店のチラシでした。
余談ですが、ひじょうに完成度の高いチラシだったのですが、
あまりに完成度が高過ぎて、まったくスキがないのが気になりました。
このチラシですが、
面白い表現があったので紹介します。
自社の弱みを提示した後、弱みを打ち消す
強烈な強みを打ち出すことで、信用を高めていました。
そもそも、宣伝や広告は、
自社の都合のいいことしか訴求しません。
ましてや弱みを自ら言うことは
滅多にありません。
しかし、強みや長所などポジティブなことだけを言われるより、
弱みや欠点、苦手なことなどネガティブなこともセットで言われた方が
信用度や説得力が増します。
そして、好感が持てますよね。
具体的には、こんなことが書いてありました。
「事務所はボロくても、性格は真一文字。」
「説明もあまり上手とは言えないけれど…しかし、腕は一流!!」
職人さん全員の顔写真も掲載されていたので、
さらに信用度は大幅にアップしました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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強みを発見するコツとは?
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強みを発見するコツとは?
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「あなたの会社の強みは何ですか?」
この質問に即座に答えられる経営者、
または、社員のいる会社の業績はきっと素晴らしいと思います。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
マネジメントを読んだら」でお馴染みのピーター・ドラッカーは、
著書「プロフェッショナルの条件」で、強みに関してこんなことを語っています。
「何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである。
弱みによって何かを行うことはできない。
できないことによって何かを行うことなど、とうていできない。」と。
また、ドラッカーは、強みに対する言及が
ひじょうに多いのも特徴です。
たとえば・・・
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●強みに集中せよ
●強みの上に築け
●誰もが自らの強みについてはよくわかっていると思う。
たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである
●自分自身について知りうることのうち、強みこそ最も重要
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などの言葉を残しています。
つまり、真の強みを見つけて、強みに集中すれば、
物事を成し遂げられると言っています。
私は商売柄、様々なクライアントの強みを見つける
コンサルティングをおこなってきました。
そのコツは、「競合には難しいけど、自社は簡単にやれる事は何か?」と
「それは、お客様にとって価値のあることなのか?」を考えることです。
とは言うものの
そう簡単に強みはわかりません。
そんな時は、お客様にインタビューをすることも
一つの方法です。
あらかじめ、基本的な質問項目を決めておき、
会話形式で強みを探っていきます。
少し慣れは必要ですが、私はこの方法で、
ある店舗設計事務所の強みを見つけました。
まさに、競合には難しく、
お客様に価値のあることでした。
商品、顧客、商圏、価格、売り方、納期、メンテナンス、
ロケーション、営業時間などあらゆる面から、
あなたの会社やお店の強みを考えてください。
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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!===============================================================
今から十数年前のサラリーマン時代、同じ部署の同僚の父親が、
全国的に有名な鍛治職人Iさんでした。
私は同僚に、「お父さんに包丁を作ってもらえないだろうか?」
と頼みました。
了解はしてもらったのですが、
納期は一ヶ月から一ヵ月半ということでした。
何でも気が向かないと製造しないそうで、
納期は約束できないとのことでした。
納期を約束できないということは、
一見弱みのように感じます。
ビジネスの世界では、納期を明確にして、
お客様と約束するのが常識です。
ですから、常識に反しているのです。
しかし、よく考えれば、この職人が心身ともに
最高の状態の時に製造するのですから、
最高の包丁が完成すると思います。
納期を重視するために、心身のコンディションが悪い時に
無理して作ったものとは比較にならない品質でしょう。
一見、弱みだと思われたものも、
視点を変えれば立派な強みになります。
また、ある製造業では、
社員の高齢化に悩んでいました。
プレス関係の工場で、なかなか若い人材が
集まらないとのことでした。
設備の自動化も遅れており、
手作業や経験が必要な古い設備がほとんどでした。
これも、一見すると弱みのように感じます。
しかし、熟練の職人が、一つ一つ手作業で製造するということは、
小ロットでの製造が可能になります。
自動化された設備は、
大量生産を前提としています。
小ロットでも可能ですが、
べらぼうに価格が高くなります。
これも、弱みだと思われたものが、
視点を変えれば強みになるというお手本ですね。
以上の事例から、欠点、弱点、デメリットなどの弱みが、
大きければ大きい程、強みになりうるということです。
マイナスであればある程、
プラスとして訴求できる可能性が高くなります。
ですから、世の中の常識から外れているからといって、
がっかりすることはありません。
ストレートに強みを考えるのも一つの方法ですが、
弱みから強みを考える方法もあります。
この視点で、あなたの会社やお店の強みを、
再度見つめ直してください。
思いがけない強みが見つかるかもしれません。
さて、先日ユニークな
新聞折込チラシを見つけました。
新潟市の外壁・屋根の塗り替えリフォーム
専門店のチラシでした。
余談ですが、ひじょうに完成度の高いチラシだったのですが、
あまりに完成度が高過ぎて、まったくスキがないのが気になりました。
このチラシですが、
面白い表現があったので紹介します。
自社の弱みを提示した後、弱みを打ち消す
強烈な強みを打ち出すことで、信用を高めていました。
そもそも、宣伝や広告は、
自社の都合のいいことしか訴求しません。
ましてや弱みを自ら言うことは
滅多にありません。
しかし、強みや長所などポジティブなことだけを言われるより、
弱みや欠点、苦手なことなどネガティブなこともセットで言われた方が
信用度や説得力が増します。
そして、好感が持てますよね。
具体的には、こんなことが書いてありました。
「事務所はボロくても、性格は真一文字。」
「説明もあまり上手とは言えないけれど…しかし、腕は一流!!」
職人さん全員の顔写真も掲載されていたので、
さらに信用度は大幅にアップしました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。
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次回の更新は、3/19のあさ7:00です
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