おはようございます!
180日であなたの会社やお店の業績アップを実現する
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
食品スーパーに買い物に行くと、
価格について考えさせられることがあります。
たとえば、「豆腐売場」を思い出してください。
豆腐の種類が、もの凄く沢山あります・・・。
私が利用しているスーパーでは、
「絹ごし豆腐」、「木綿豆腐」、「おぼろ豆腐」、
「焼き豆腐」、「たまご豆腐」をはじめとして、
枝豆風味の豆腐や柚子風味の豆腐まであります。
そして、価格は、
ピンからキリまであります・・・。
特売の豆腐は1丁30円、
高いものになると1丁200円以上する豆腐もあります。
同じ豆腐でも、これだけ価格差があります。
原材料や製法が違うことはもちろん、品質や味も違います。
このほか、最近では、
「キムチ売場」も目を見張るものがあります。
これも、豆腐と同じく、種類が20〜30もあり、
価格もピンからキリまでです。
マーケティングの一般常識では、1種類の商品に対して、
価格は「松・竹・梅」の3種類を用意すると良いと言われています。
キムチならば、250円のキムチが梅、350円のキムチが竹、
450円のキムチが松となります。
3種類の価格帯を用意することで、
真ん中の価格の商品が、一番売れるという理屈です。
ですから、価格戦略としては、
一番売りたい商品よりワングレード高い商品と
ワングレード安い商品を品揃えすることがポイントとなります。
ここに、100円のチョコレートがあります。
1日に20個売れます。
このチョコレートを70円に値下げしました。
1日に30個売れるようになりました。
さらに値下げして40円にしたところ、
1日に200個も売れるようになりました・・・。
100円では売上2,000円、70円では売上2,100円、
40円では売上8,000円です。
これは、たとえ話ですが、
ここが、価格とお客様心理の面白いところです。
サイゼリアの創業者「正垣泰彦(しょうがき・やすひこ)さん」は、
サイゼリア創業当時の1968年に、
こんな経験をしています。
この頃のサイゼリアは、お客様が1日に
20人程度しか来店しない店でした。
あまりにお客様が来店しないので、
スパゲティの価格を半額にしたそうです。
それでも、お客様は来店しません・・・。
そこで、思い切って7割引にしたそうです。
ですから、スバゲティの価格は
150円〜200円です。
そうしたら、何とお客様が、
1日に600人〜800人も来店するようになったのです。
このお客様の数では、とても1店舗では無理です。
そこで、サイゼリアは、多店舗展開を始めることになりました。
まさに、価格とお客様心理のマッチングです。
価格には、様々な考え方があります。
まずは、価格の割に価値があることが重要です。
たとえば、「価格の割には美味しい」、
「価格の割には高品質だ」ということです。
ユニクロなどは、ここに含まれます。
また、「品質」、「機能」、「味」、「量」などが同じであれば、
商品やサービス以外に差別化できる要素がない場合は、
安い方が有利になります。
「すき家」、「松屋」、「吉野家」の牛丼価格戦争は、
商品以外に差別化できる要素が少ないために、
がっぷり四つの戦いになりました。
中小零細企業は、絶対に後者のパターンで
価格競争をおこなってはいけません。
これ以外の価格戦略としては、
このような事例があります。
カムやコレットチャックを製造している
「エーワン精密」という会社があります。
この業界では、超有名です。
その理由は、創業以来30数年間、
経常利益率は35%超をキープしているからです。
エーワン精密は、コレットチャックで、
国内シェア60%を誇ります。
コレットチャックとは、
工作機械のNC旋盤などの部品のことです。
コレットチャックは、品質での差別化は、
ひじょうに難しいそうです。
そこで、エーワン精密は、
納期の早さを強みにシェアを拡大していきました。
しかし、私が考えるに、
エーワン精密の本当の凄さは価格戦略です!
創業から30数年間値上げしていないのです。
数年ならともかく、30数年間はなかなかできません。
物価も、人件費も、
あらゆるものが値上がりします。
特に製造業は、原料相場に左右されやすい業種です。
つまり、原料相場の影響を受けていないのです。
とにかく、「これは凄い!」のひとことです。
採算度外視の安易な安売りは、
誰にでもできます。
また、大量生産、大量仕入れによる値下げも、
大手なら簡単にできます。
しかし、30数年間も値上げしないというのは、
価格戦略の新しい視点です。
あなたの会社やお店は、
安易な価格競争をおこなっていないでしょうか?
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
180日であなたの会社やお店の業績アップを実現する
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
180日であなたの会社やお店の業績アップを実現する
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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新しい価格戦略とは?
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新しい価格戦略とは?
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食品スーパーに買い物に行くと、
価格について考えさせられることがあります。
たとえば、「豆腐売場」を思い出してください。
豆腐の種類が、もの凄く沢山あります・・・。
私が利用しているスーパーでは、
「絹ごし豆腐」、「木綿豆腐」、「おぼろ豆腐」、
「焼き豆腐」、「たまご豆腐」をはじめとして、
枝豆風味の豆腐や柚子風味の豆腐まであります。
そして、価格は、
ピンからキリまであります・・・。
特売の豆腐は1丁30円、
高いものになると1丁200円以上する豆腐もあります。
同じ豆腐でも、これだけ価格差があります。
原材料や製法が違うことはもちろん、品質や味も違います。
このほか、最近では、
「キムチ売場」も目を見張るものがあります。
これも、豆腐と同じく、種類が20〜30もあり、
価格もピンからキリまでです。
マーケティングの一般常識では、1種類の商品に対して、
価格は「松・竹・梅」の3種類を用意すると良いと言われています。
キムチならば、250円のキムチが梅、350円のキムチが竹、
450円のキムチが松となります。
3種類の価格帯を用意することで、
真ん中の価格の商品が、一番売れるという理屈です。
ですから、価格戦略としては、
一番売りたい商品よりワングレード高い商品と
ワングレード安い商品を品揃えすることがポイントとなります。
ここに、100円のチョコレートがあります。
1日に20個売れます。
このチョコレートを70円に値下げしました。
1日に30個売れるようになりました。
さらに値下げして40円にしたところ、
1日に200個も売れるようになりました・・・。
100円では売上2,000円、70円では売上2,100円、
40円では売上8,000円です。
これは、たとえ話ですが、
ここが、価格とお客様心理の面白いところです。
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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!
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サイゼリアの創業者「正垣泰彦(しょうがき・やすひこ)さん」は、
サイゼリア創業当時の1968年に、
こんな経験をしています。
この頃のサイゼリアは、お客様が1日に
20人程度しか来店しない店でした。
あまりにお客様が来店しないので、
スパゲティの価格を半額にしたそうです。
それでも、お客様は来店しません・・・。
そこで、思い切って7割引にしたそうです。
ですから、スバゲティの価格は
150円〜200円です。
そうしたら、何とお客様が、
1日に600人〜800人も来店するようになったのです。
このお客様の数では、とても1店舗では無理です。
そこで、サイゼリアは、多店舗展開を始めることになりました。
まさに、価格とお客様心理のマッチングです。
価格には、様々な考え方があります。
まずは、価格の割に価値があることが重要です。
たとえば、「価格の割には美味しい」、
「価格の割には高品質だ」ということです。
ユニクロなどは、ここに含まれます。
また、「品質」、「機能」、「味」、「量」などが同じであれば、
商品やサービス以外に差別化できる要素がない場合は、
安い方が有利になります。
「すき家」、「松屋」、「吉野家」の牛丼価格戦争は、
商品以外に差別化できる要素が少ないために、
がっぷり四つの戦いになりました。
中小零細企業は、絶対に後者のパターンで
価格競争をおこなってはいけません。
これ以外の価格戦略としては、
このような事例があります。
カムやコレットチャックを製造している
「エーワン精密」という会社があります。
この業界では、超有名です。
その理由は、創業以来30数年間、
経常利益率は35%超をキープしているからです。
エーワン精密は、コレットチャックで、
国内シェア60%を誇ります。
コレットチャックとは、
工作機械のNC旋盤などの部品のことです。
コレットチャックは、品質での差別化は、
ひじょうに難しいそうです。
そこで、エーワン精密は、
納期の早さを強みにシェアを拡大していきました。
しかし、私が考えるに、
エーワン精密の本当の凄さは価格戦略です!
創業から30数年間値上げしていないのです。
数年ならともかく、30数年間はなかなかできません。
物価も、人件費も、
あらゆるものが値上がりします。
特に製造業は、原料相場に左右されやすい業種です。
つまり、原料相場の影響を受けていないのです。
とにかく、「これは凄い!」のひとことです。
採算度外視の安易な安売りは、
誰にでもできます。
また、大量生産、大量仕入れによる値下げも、
大手なら簡単にできます。
しかし、30数年間も値上げしないというのは、
価格戦略の新しい視点です。
あなたの会社やお店は、
安易な価格競争をおこなっていないでしょうか?
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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次回の更新は、8/13あさ7:00です
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