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コバンザメ商法

■格闘技から学ぶ、弱者の経営戦略研究

おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。


今日の「
感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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格闘技から学ぶ、弱者の経営戦略研究
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私の趣味は、「格闘技」です。


といっても、ボクシングをやったり、
空手をやったりするのではなく、
あくまでも観戦するだけの一ファンです。


数年前までは、「K−1」や「PRIDE」などが、
テレビ放映されていましたが、最近はまったくありません。


ファンとしては、
とても残念に思っています。


趣味が格闘技ということは、何となく恥ずかしくて、
なかなか積極的に言い出せないことがあります。


本来、恥ずかしがることはないのですが、
「えーっ・・・」という顔をされたことが度々あります。


「コンサルタント」と「格闘技」は、
マッチングしないのでしょうか?


私のことはさておき、
実は隠れ格闘技ファンは大変多くいます。


ご存知でしたか?


弊社のクライアントの中でも、格闘技ファンは大変多く、
特に20代〜40代の男性社員です。


格闘技ファンというのは、相手が格闘技好きだとわかると、
途端に口数が多くなります。


「ようやく話しがわかる人が現れた!」という感じで、
あれも、これもと、格闘技情報を話しまくるというパターンです。


さて、この格闘技ですが、
学ぶべきことが多々あります。


たとえば、「対戦カードの企画」です。


私が格闘技の中で、一番のベストカードと信じて疑わないのは、
1976年6月26日、日本武道館でおこなわれた
「格闘技世界一決定戦」のある一試合です。


その試合は、
「アントニオ猪木対モハメド・アリ」です。


当時、日本プロレス界のエースだったアントニオ猪木と
時のボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリの
世紀の一戦として世間を騒がせました。


今でこそ、異種格闘技という
ジャンルが異なる選手が戦うカテゴリーがありますが、
当時は、プロレスラーとボクサーが戦うことなど考えられませんでした・・・。


そういったこともあり、
世界中が大注目した一戦だったのです・・・。


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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!

実はこの一戦は、
ルールが明らかにされずにおこなわれました。


試合内容は、終始、アントニオ猪木がリングの上に寝転がって、
アリの足を集中的にキックする戦法をとりました。


特に大きな動きもなく、3分15ラウンドをおこない、
結果は引き分けでした。


そして、マスコミは、
「世紀の凡戦」と叩きました。


世間は、完全決着を望んでいたからです・・・。


しかし、時が経つにつれて、
この試合のルールや裏舞台が明らかにされていきます。


ルールに関しては、アントニオ猪木は、
「タックル」、「チョップ」、「投げ技」、「関節技」など、
プロレスの技を禁止されていたそうです。


それが明らかになると、
「アントニオ猪木の戦い方はベストだった!」
という評価に一転しました。


アリ陣営は試合直前まで、
「ルールをのまなければ試合をやらないと」言い張り、
アントニオ猪木は「要求は何でも飲め。俺はアリを困らせるために
日本に呼んだんじゃなく、アリと試合をするために呼んだんだ」と言い、
ルールは次々とアリの有利な方向へ変更されていきました。


当時、モハメド・アリは世界一番有名なボクサー、
アントニオ猪木は日本でしか知られていない
世界的には無名のレスラーでした。


しかし、この試合で一番得をしたのは、
アントニオ猪木です。



この一戦の後、アントニオ猪木の名前は世界中に広まり、
世界一有名なレスラーになりました。



そして、アントニオ猪木が率いる新日本プロレスは、
ヨーロッパ各国でもテレビ放送されるようになったのです。


アントニオ猪木が、この一戦の波及効果まで
意識していたのかいないのかは、わかりません。


しかし、結果的には、モハメド・アリの名声にのっかり、
自分もしっかりと有名になりました。


いわゆる、「コバンザメ商法」と呼ばれる戦略です。



私たちのビジネスに置き換えると、
コバンザメ商法は沢山見受けられます。


たとえば、全国に530店舗展開する、
お弁当や惣菜販売の「オリジン弁当」は、
あえてコンビニの近くに出店します。


一見すると、近くにコンビニという
ライバルがいる地域に出店するのは、
無意味に思われます。


しかし、このような効果があります。


コンビニに、お弁当や惣菜を買いにくるお客様に、
オリジン弁当のことを認知してもらうことができます。


そして、コンビニで販売している弁当や惣菜との
違いも明確にできます。


さらに、コンビニのお客様を
奪うことも可能です。


まさに、コバンザメ商法です。


また、全国に287店舗を展開する
全品280円の焼鳥屋「鳥貴族」も、
初期の頃はコバンザメ商法をおこなっていたということです。


具体的には、客層が同じ、
和民(わたみ)の近くに出店することで、
和民のお客様を奪っていたそうです・・・。


このように、コバンザメ商法は、
「零細企業」、「起業したばかり」、「創業して間もない」など、
弱い立場にいる企業や人が使うと効果を発揮する戦略です。



今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、7/11のあさ7:00です
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コバンザメ商法
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新潟市中央区紫竹山には、
「原信」というスーパーがあります。


この原信の隣は、コジマ電機があり、
集客力という店では、この辺りでは郡を抜いています。


原信はスーパーですから、
青果、生肉、鮮魚、加工食品、惣菜など、
あらゆる食料品を販売しています。

原信

さて、この原信の目と鼻の先には、
「八百新」という八百屋さんがあります。


完全に原信の青果コーナーとは、
ライバル関係にあります。


中には、原信の駐車場に自動車をとめて、
八百新に買い物にくるお客様もいるようです・・・


かなり以前から、この原信の前を通ると、
八百新が気になっていました。


その理由は、特に午前中は、
お客様で店内が溢れているからです。


さて、ネットで八百新の情報を収集してみましたが、
意外とありません。


紫竹山に原信がオープンしてから、
その後、八百新がオープンしたようです。


ネットの情報では・・・


「旬の地元野菜がとても安く買える!」


「しかしここは安い。半端ない。
 しかも店員は若い娘がやっております。」


八百新を利用したお客様の声は、
とにかく安いということのようです。


一見すると、完全に、
八百新の「コバンザメ商法」のようにみえます。


しかし、お客様を観察していると、
そうでもありません。


最初、八百新で野菜を買って、
その後で、原信で買い物をするお客様。


最初、原信で買い物をして、
その後で、八百新で買い物をするお客様。


よく観察していると、
持ちつ持たれつといった感じです。


そして、何より、
八百新の「噂」の効果です。


あまりに強烈な話題性、この場合は・・
原信の目と鼻の先に出店して繁盛している。


そして、半端ない安さです。


この噂を聞きつけて、商圏外のお客様も
やってくるはずです。


そして、ついでに原信で買い物をする。
このような効果もあると思われます。


さて、今日は、
コバンザメ商法について考えてみます。


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原信と八百新については、
同じ商品(野菜や果物)を扱っているので、
ひじょうにわかりやすい事例です。


また、同じ業種が集まることで、
もの凄い求心力が生まれます。



たとえば、新宿西口です。


ここには、ヨドバシカメラ、ソフマップ、ビックカメラなどの
家電量販店がしのぎを削っていました。


そこへ、ヤマダ電機の「LABII新宿西口館」
がオープンしました。


この時、ヨドバシカメラの売上は、
激減が予想されました。


しかし、LABII新宿西口館のオープン時の
ヨドバシカメラの売上は、前年比50%増加でした。



その後は、徐々に下降したものの、
前年比の10〜20%増加で推移したそうです。



完全な相乗効果です。


LABII新宿西口館も、ヨドバシカメラも、
良かったのです。


今はあまり見なくなりましたが、
総合病院の近くにある花屋や果物屋さん。


お見舞い需要を見越して、
総合病院の近くに出店しています。


また、昔は、総合病院の前に、
食堂というパターンがありました。


私の生まれ故郷である新潟県三条市には、
済生会病院という総合病院がありました。


そして、道路をはさんで、目の前には、
「大黒亭」というラーメン店がありました。


この大黒亭は、済生会の目の前と言う立地を活かし、
済生会への出前もおこなっていました。


そして、お店に来店するお客様の多くが、
済生会病院へお見舞いに来た人が、
多かったのだと思います。


この時、済生会病院内には、
食堂やレストランはありませんでした。


完全に、済生会病院へのコバンザメ商法です。
これが、今から20年前の話しです。


その後すぐに、済生会病院は、
別の地に移転することになりました。


「大黒亭は、大丈夫なのだろうか?」
という噂が流れました。


この時、大黒亭は、
これといって特徴のないラーメン店でした。


特徴などなくても、商売ができたからです。


総合病院にやってくる老若男女ですから、
変にとんがっていない方が、良かったのでしょう。


済生会病院が移転してからは、しばらく、
経営的に苦戦を強いられていたに違いありません。


その後、店主と話す機会がありました。


何と、遠方からも、
ラーメンマニアが訪れる店に変身していました。


そうです、新潟でも、
ラーメンブームに火がついたのです。


当然、店主の努力が一番だったと思います。
それに加えて、ラーメンブームです。


これで、コバンザメ商法から、脱却をしたという話です。
そして、現在は、済生会の跡地に店を新築しました。


コバンザメ商法は、相乗効果を生む一方で、
その構造が崩れると、一気に経営難が訪れるリスクもあります。


さて、あなたの会社やお店は、
コバンザメ商法をどう経営に取り入れますか?


地域密着ビジネスは、持ちつ持たれつという
コバンザメ商法に似た考え方が、とても重要になります。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、明日あさ7:00です
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プロフィール

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こんにちは。マーケティングコンサルタントの長谷川博之です。中小企業の業績向上を実現するには、何をどうしたらいいのかをプロの視点で紹介します。
新潟県三条市生まれ。
昔はジャズギタリスト、今はマーケティングコンサルタント。
2002年、同文舘出版株式会社より「あなたの思い通りにお客さんを“買う気”にさせる法」を上梓。「小手先のテクニック」「男の広告・女の広告」がブームに。

現在、株式会社リンケージM.Iコンサルティング代表取締役。ギタリスト評論家。

詳しいプロフィールはこちら

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□■農耕型ビジネス■□

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□■異業種に学べ■□

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顧客は商売発展の源です。


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