おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。


今日の「
感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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経営者の仕事は?一週間1日の出社でも!
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先日、少し紹介した、陸前高田の八木澤商店・河野通洋社長が、
講演でこんなことをおっしゃっていました。


印象的だったので、
紹介させていただきます。


これは、経営者が考える理想の会社かもしれませんが、
社員が自立的に仕事をして、創意工夫をする会社を創りたいとのことです。


言葉を換えれば、
社長がいなくても動く会社です。


先日、ある経営者と会談していると、
いつの間にか愚痴を聞かされることになりました。


まずは、クレーム対応についてです。


この会社では、一ヶ月に2〜3回、
お客様からクーレムがあります。


クレームの内容は、小さなものでは注文数の間違い、
大きなものでは特注品のサイズ間違いだそうです。


クレームの電話を受けた従業員は、その都度、
この経営者に判断を求めてくるので困っているとのことです。


この経営者はこの他、
チラシの作成や商品開発などもおこなっています。


本人曰く、
「従業員が育たないから、仕事が増える一方です」
とおっしゃっていました。


従業員が一人前になるには、時間がかかります。
一朝一夕では一人前にはなりませんね・・・。


私は、この経営者とは
対極のポジションにいる経営者も知っています。


自分が会社にいなくても、
従業員だけで会社が回るようになっています。


社内のほとんどの意思決定は、
従業員がおこなっています。


この経営者がおこなう意思決定は、
経営戦略などの大局的なものだけだと思います。


皆さんは、「川合善大(かわい・よしお)さん」
という経営者をご存知でしょうか? 


(株)にちほシンクタンク代表取締役社長、(株)日本電気保安協会会長、
にちほエコ(株)、(株)グゥビック、協同組合デンネット、
社会福祉法人七施などを経営しています。


30年間増収増益、連結利益は7億円、
川合さんの個人年収は8,000万円です。


もの凄い社長ですね。


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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!


川合社長は、週1出社です。
つまり、一週間に1日しか出社しません。


それでいて、30年間増収増益、連結利益は7億円、
川合さんの個人年収は8,000万円です。


つまり、ほとんどの仕事は、
従業員がしていることになります。


八木澤商店の河野社長が目指す、
社長がいなくても動く会社です。


川合社長には、
「儲ける社長の頭の中」という著作があります。


サブタイトルには、
「秘密の逆発想ノート」と書いてあります。

川合善大

私は、タイトルに惹かれてこの本を買いました。
そして、初めて川合善大さんのことを知りました。


川合さんは9歳の時に、お母さんが駄菓子屋を始めたことから、
その駄菓子屋を手伝うことになりました。


そして、すぐに仕入・販売・記帳もやったそうです。
お陰で、店はどんどん大きくなりました。


この本の冒頭に、子供の頃、
川合さんがお母さんから学んだという
6つのことが書いてあるので紹介します。


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1.仕事量と成果は比例しない
2.お客様のほしいものを売りなさい
3.深層心理を読みなさい
4.経営者は未来を作りなさい
5.あたり前を見つけなさい
6.世の中の流れに乗りなさい

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この6つの教えが、
川合さんの商売の原点だそうです。


まったくもってその通りです。
普遍的な商売の原理原則です。


社長が一週間に1日しか出社しなくても、
動くような会社を創った川合社長の経営哲学は異色です。


たとえば、「秘書は秘書の仕事をするな!」
と著作の中で語っています。


川合さんの秘書は、きちんと秘書セミナーに通ってスキルを学び、
一生懸命に秘書の仕事をしようとします。


たとえば・・・、


「今日中に印鑑を押していただかないと間に合いません!」
「これ、すぐに返事をしてください!」
などと、仕事の優先順位を命令してきます。


河合さん曰く、秘書の言う通りに動いていたら、
社長が秘書に命令されて動くという状態になるそうです。


本来、秘書の仕事は、
上司を雑務から解放することです。


ですから、その時々の状況を把握して、
上司の動きを先回りして対処してればいいと言います。


まさに本末転倒ですね。


しかし、これとよく似た状況は、
会社やお店の中には沢山あります。


たとえば、宣伝を担当している人がいます。
この担当者は、宣伝をすることが仕事だと思っています。


ですから、チラシを作ったり、ホームページを作ったり、
ダイレクトメールを作ったりします。


ですが、この考えを一歩進めると、
この担当者の仕事は効果的な宣伝をすることです。


宣伝ツールを作ることではありません。


さらに考えを進めると、この担当者の真の仕事は、
宣伝をなくしても売れるようにすることです。


ドラッカーは、「マーケティングの究極の目的は、
販売をなくすことである」と言いました。


経営者の究極の仕事は、
経営の仕事をなくすことかもしれませんね・・・。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、4/27のあさ7:00です
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