おはようございます!
180日であなたの会社やお店の業績アップを実現する
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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【第3168号】嗚呼、勘違い! 偉くて、凄くて、実力がある?
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「筋書きのないドラマ」なんて言います。
「筋書きのないドラマ」なんて言います。
滅多に起こることではありませんが、
筋書きがないだけに、想定外のことが
起こる場合があります。
たとえば、意外性です。
21年前の1992年のことになりますが、
バルセロナオリンピックが開催されました。
この時、競泳女子200メートルで
金メダルを獲得したのは、
何と14歳の少女でした。
この少女の名前は、
「岩崎恭子(いわさき・きょうこ)」さんと言います。
今でも、競泳の解説などで
テレビに出演することがあるので、
ご存知の方も多いかと思います。
岩崎さんが、バルセロナオリンピックで出した記録は
2分26秒65という、当時のオリンピック新記録であり、
岩崎さんの生涯ベスト記録でした。
そして、競泳女子200メートルでの金メダルは、
1936年ベルリンオリンピックの
「前畑秀子(まえはた・ひでこ)」さん以来、
56年ぶりの史上2人目ということで、
日本中が沸きに沸きました。
この時の岩崎さんは、
下馬評ではノーマークだったと思います。
ところが、予選を泳ぐたびに自己新記録を叩き出し、
あれよあれよという間に
世界の頂点に昇りつめました。
競泳史上最年少の金メダル獲得、
日本選手としても最年少でのメダル獲得でした。
とにかく、記録づくめだったのです。
そして、レース直後のインタビューで、
「今まで生きてきた中で、一番幸せです!」
と語り、一躍流行語となりました。
このように、スポーツの世界は、
誰しもが考えていなかったようなことが起こります。
奇跡と言っても良いのかもしれません。
強い選手が、金メダルを獲得したのでは、
あまりにも順当です。
誰もが考えうることですし、
「やっぱりな!」という感じです。
しかし、意外性は、驚きと感動を生み出します。
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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています! =============================================================
ここ15年程、ビジネス書を読むと
気になることがあります。
気になることがあります。
特に、マーケティング関係の本です。
ビジネス書は、
必ず「まえがき」と呼ばれるものから始まります。
このまえがきとは、
この本を執筆することになったきっかけや、
本に書かれているマーケティングノウハウが
誕生した背景などが紹介されています。
まえがきには、いろいろなパターンがありますが、
エモーショナルマーケティングが流行った15年前頃から、
「失意のどん底から這い上がってきた」といったような、
読者の共感を呼びそうな著者の経験が
書かれることが多くなってきました・・・。
たとえば・・・、
「あらゆる手を尽くしたが、貯金通帳には残り○○円しかなくなった・・・」
「会社が倒産して借金○○億円を背負った」
「十数回の起業を繰り返すも失敗が続いて・・・」、
「雪の降りしきるクリスマスの夜、寒さに震えながらポスティングをした」
「定職にもつけずに、フリーターとして転々とした」
など、ついつい同情してしまう人もいるでしょう。
「定職にもつけずに、フリーターとして転々とした」
など、ついつい同情してしまう人もいるでしょう。
自分と似たような境遇だったりすると、
もう他人とは思えなくなります。
そんな人が、これだけ成功しているということに
共感するのです。
この手の話しは、できる限り苦労して、
そこから這い上がり、そして、
大きな成功を収めた方が
インパクトが大きいのです。
いわゆる「物語性」ということですね。
さて、マスコミをはじめとした各種メディアが、
ニュースや記事として取り上げるには、
「物語性」はとても大切な要素です。
物語性とは、「起承転結」と
言い換えることもできます。
何の障害も苦労もなく、
順風満帆では面白みがありません。
とは言うものの、
自分の人生に物語性のある人が、
どれだけいるでしょうか?
また、他人から見れば物語性があっても、
当の本人がそのことに
気づいていないことも多々あります・・・。
日曜日のあさ8時からTBS系で、
「サンデーモーニング」という番組を放送しています。
この中で、スポーツコーナーがあります。
数年前までは、
元日本ハムファイターズの熱血監督
「大沢啓二(おおさわ・けいじ)」さんと
安打製造機と言われた
「張本勲(はりもと・いさお)」さんが
担当をしていました。
この2人が、
不甲斐ないプレーに対して「渇!」、
素晴らしいプレーに対して「あっぱれ!」
と言うのです。
私は大好きで、毎週見ていました。
ある日、元暴走族の人だったと思いますが、
改心して学校の教師になった
というような特集をやっていたのです。
まさに、先程の
「どん底から這い上がってきた」パターンです。
大沢さんが、司会の「関口宏(せきぐち・ひろし)」さんに、
この特集に対するコメントを求められました。
この時の大沢さんのコメントが、
今でも忘れられないので紹介します。
確かに、暴走族をやって周りの人に
迷惑をかけて教師になった人も凄いとは思うが、
周りの人に迷惑をかけずに
コツコツと普通に努力して教師になった人だって
凄いんだよと・・・。
私は、大沢さんのこのコメントを聞いて、
こう思いました。
メディアに紹介される人の方が、
偉くて、凄くて、実力があると、
勘違いしてしまうのは否定できません。
しかし、メディアに紹介されるのは、
「物語性」、「話題性」、「新規性」などがある
ということです。
だから、錯覚してはいけないのです・・・。
私たちは、
派手なことに目を奪われがちですが、
本質は地味なことの中にあるような気がします。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
セミナー、講演、執筆、出版依頼はこちらまで info@linkage-mic.com
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次回の更新は、6/3あさ7:00です
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