おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
先週、日刊工業新聞元新潟支局長の
大西勇さん主催の講演会に参加しました。
大西さんとは、かれこれ、
九年来のお付き合いになります。
また、新潟県では有名な「大西リポート」
の発行者でもあります。
経営者のホンネを綴る「大西リポート」
さて、今回は、大西リポート300号記念の
講演会でした。
テーマは、「動かない社員をどう動かすか」。
講演者は、ベテラン経営者3人です。

一人目は、長岡石油の広川明一社長(65歳)。
長岡石油株式会社
二人目は、千代田設備の佐藤袁也社長(73歳)。
株式会社千代田設備
三人目は、秋山鉄工の秋山周三社長(61歳)。
秋山鉄工株式会社
長岡石油は、ほんの10年前までは、
業績が低迷が続きました。
しかし、商品も変えず、社員数も増やさず、
要はお金をかけずに、売上を7億円から15億円にしました。
千代田設備は、創業以来46年間、
赤字は一回もありません。
新潟県内に競合は800社ありますが、
年商23億円で業界トップを走っています。
秋山鉄工は、昨年、売上が倍増して
19億円になりました。
このため、社員のボーナスを
7.2ヶ月分出したそうです。
この三人のベテラン経営者に共通するのは、
社員を育てる達人だということです。
中小零細企業には、
並以下の人材しか集まらないと言います。
秋山社長曰く、
「人のいいのはいますが、能力のある人材はいません」。
能力のある人材は、
大企業か役所に就職すると言います。
しかし、その並以下の人材を
「並」か、「並以上」に育てることが重要です。
今日は、社員教育について、考えてみます。
この三人の中で、一番印象に残ったのは、
千代田設備の佐藤社長です。
今の日本は、「弱者養成国家」だと
喝破します。
つまり、弱者だけがどんどん増加し、
弱者を強者にするシステムがありません。
本来、弱者を強者にする
システムや文化が必要です。
このような現状を踏まえて、佐藤社長の社員教育は、
「自主」「自律」「自己責任」を重視しています。

動物の子育てに学ぶことが多く、その理由は、
動物は、子供たちを短期間で、一人前に育てるからだそうです。
この差は、命をかけているか、
命をかけていないかの差です。
佐藤社長の社員教育は、動物的で、
社員と体と体のぶつかり合いをするそうです。
具体的には、よそ行きの言葉は使わない、
駆け引きも一切なしの直球一筋です。
また、千代田設備では、
「技能五輪」や「技能グランプリ」へ出場しています。
これは、配管の技術などを競う大会で、
技能五輪では7年連続1位を獲得しています。
佐藤社長は、技能五輪、技能グランプリ参加の
目的をこう語ります。
〜以下転載〜
================================================
私たちの仕事は、お客様に依頼された水道工事等の仕事を、
現場に行ってしっかりとこなすことです。
言われた仕事をきちっとこなし、それで給料をもらう。
それは当たり前のことなのですが、言われたことを当たり前に
こなせるようになって、それで給料をもらっていると、
人はどうしても易きにながれて、自分の技術を更に磨こう
という意識が低くなってきてしまう気がします。
特に私どものような仕事をしていると、なかなか本気で
人と競う機会もなく、自社の技術に対し、これでいいと
満足してしまっているのもあって、私としては社員の
そんな意識をなんとか変えたかったんですね。
そこで考えたのが技能競技大会への挑戦です。
当社では「やりたい」という人だけですが、
入社した若い人には技能五輪に、
入社して数年経っている人には技能グランプリ等に
挑戦させるようにしています。
そして挑戦する人に対しては、
ともかく大会へ向けて精一杯の努力をさせる。
コーチとして先輩作業者がわざわざ時間を作って
練習に付き合ったり、指導にあたったりと、
会社として全面バックアップを惜しみません。
そのような状況の中で、絶対に勝たなければ!
という強い意識を持つようになることがひとつの目的です。
そしてその強い気持ちと努力の結果、
大会ですばらしい成績を収めることが出来れば、
自分にとって大きな自信となります。
================================================
〜以上転載〜
技能競技大会参加の目的
そして、その効果は以下の通りです。
====================================
●我慢する、困難に耐える精神を養う
●ライバルから学ぶ
●感謝する気持ちを育てる
●負ける悔しさを知る
●日常の「励み」を持たせる
====================================
技能競技大会参加の効用
佐藤社長は、「会社は人間道場」だと言います。
そして、「会社で本物の財産を作れ」と。
本物の財産とは、金銭や物品ではなく、
優しさや勇気など、人間力のことです。
さらに、人に喜ばれる習慣を
つけることだと言います。
要は、会社と仕事を通じて、
人間性を養い、よりよい人生を生きることです。
ですから、千代田設備では、
仕事と人間性が連動しているのです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。
今日の「感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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動かない社員をどう動かすか
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動かない社員をどう動かすか
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先週、日刊工業新聞元新潟支局長の
大西勇さん主催の講演会に参加しました。
大西さんとは、かれこれ、
九年来のお付き合いになります。
また、新潟県では有名な「大西リポート」
の発行者でもあります。
経営者のホンネを綴る「大西リポート」
さて、今回は、大西リポート300号記念の
講演会でした。
テーマは、「動かない社員をどう動かすか」。
講演者は、ベテラン経営者3人です。

一人目は、長岡石油の広川明一社長(65歳)。
長岡石油株式会社
二人目は、千代田設備の佐藤袁也社長(73歳)。
株式会社千代田設備
三人目は、秋山鉄工の秋山周三社長(61歳)。
秋山鉄工株式会社
長岡石油は、ほんの10年前までは、
業績が低迷が続きました。
しかし、商品も変えず、社員数も増やさず、
要はお金をかけずに、売上を7億円から15億円にしました。
千代田設備は、創業以来46年間、
赤字は一回もありません。
新潟県内に競合は800社ありますが、
年商23億円で業界トップを走っています。
秋山鉄工は、昨年、売上が倍増して
19億円になりました。
このため、社員のボーナスを
7.2ヶ月分出したそうです。
この三人のベテラン経営者に共通するのは、
社員を育てる達人だということです。
中小零細企業には、
並以下の人材しか集まらないと言います。
秋山社長曰く、
「人のいいのはいますが、能力のある人材はいません」。
能力のある人材は、
大企業か役所に就職すると言います。
しかし、その並以下の人材を
「並」か、「並以上」に育てることが重要です。
今日は、社員教育について、考えてみます。
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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!===============================================================
この三人の中で、一番印象に残ったのは、
千代田設備の佐藤社長です。
今の日本は、「弱者養成国家」だと
喝破します。
つまり、弱者だけがどんどん増加し、
弱者を強者にするシステムがありません。
本来、弱者を強者にする
システムや文化が必要です。
このような現状を踏まえて、佐藤社長の社員教育は、
「自主」「自律」「自己責任」を重視しています。

動物の子育てに学ぶことが多く、その理由は、
動物は、子供たちを短期間で、一人前に育てるからだそうです。
この差は、命をかけているか、
命をかけていないかの差です。
佐藤社長の社員教育は、動物的で、
社員と体と体のぶつかり合いをするそうです。
具体的には、よそ行きの言葉は使わない、
駆け引きも一切なしの直球一筋です。
また、千代田設備では、
「技能五輪」や「技能グランプリ」へ出場しています。
これは、配管の技術などを競う大会で、
技能五輪では7年連続1位を獲得しています。
佐藤社長は、技能五輪、技能グランプリ参加の
目的をこう語ります。
〜以下転載〜
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私たちの仕事は、お客様に依頼された水道工事等の仕事を、
現場に行ってしっかりとこなすことです。
言われた仕事をきちっとこなし、それで給料をもらう。
それは当たり前のことなのですが、言われたことを当たり前に
こなせるようになって、それで給料をもらっていると、
人はどうしても易きにながれて、自分の技術を更に磨こう
という意識が低くなってきてしまう気がします。
特に私どものような仕事をしていると、なかなか本気で
人と競う機会もなく、自社の技術に対し、これでいいと
満足してしまっているのもあって、私としては社員の
そんな意識をなんとか変えたかったんですね。
そこで考えたのが技能競技大会への挑戦です。
当社では「やりたい」という人だけですが、
入社した若い人には技能五輪に、
入社して数年経っている人には技能グランプリ等に
挑戦させるようにしています。
そして挑戦する人に対しては、
ともかく大会へ向けて精一杯の努力をさせる。
コーチとして先輩作業者がわざわざ時間を作って
練習に付き合ったり、指導にあたったりと、
会社として全面バックアップを惜しみません。
そのような状況の中で、絶対に勝たなければ!
という強い意識を持つようになることがひとつの目的です。
そしてその強い気持ちと努力の結果、
大会ですばらしい成績を収めることが出来れば、
自分にとって大きな自信となります。
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〜以上転載〜
技能競技大会参加の目的
そして、その効果は以下の通りです。
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●我慢する、困難に耐える精神を養う
●ライバルから学ぶ
●感謝する気持ちを育てる
●負ける悔しさを知る
●日常の「励み」を持たせる
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技能競技大会参加の効用
佐藤社長は、「会社は人間道場」だと言います。
そして、「会社で本物の財産を作れ」と。
本物の財産とは、金銭や物品ではなく、
優しさや勇気など、人間力のことです。
さらに、人に喜ばれる習慣を
つけることだと言います。
要は、会社と仕事を通じて、
人間性を養い、よりよい人生を生きることです。
ですから、千代田設備では、
仕事と人間性が連動しているのです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。
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次回の更新は、明日あさ7:00です
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