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2012年02月

■動かない社員をどう動かすか

おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。


今日の「
感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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動かない社員をどう動かすか
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先週、日刊工業新聞元新潟支局長の
大西勇さん主催の講演会に参加しました。


大西さんとは、かれこれ、
九年来のお付き合いになります。


また、新潟県では有名な「大西リポート」
の発行者でもあります。


経営者のホンネを綴る「大西リポート」


さて、今回は、大西リポート300号記念の
講演会でした。


テーマは、「動かない社員をどう動かすか」。
講演者は、ベテラン経営者3人です。

動かない社員をどう動かすか

一人目は、長岡石油の広川明一社長(65歳)。
長岡石油株式会社


二人目は、千代田設備の佐藤袁也社長(73歳)。
株式会社千代田設備


三人目は、秋山鉄工の秋山周三社長(61歳)。
秋山鉄工株式会社


長岡石油は、ほんの10年前までは、
業績が低迷が続きました。


しかし、商品も変えず、社員数も増やさず、
要はお金をかけずに、売上を7億円から15億円にしました。


千代田設備は、創業以来46年間、
赤字は一回もありません。


新潟県内に競合は800社ありますが、
年商23億円で業界トップを走っています。


秋山鉄工は、昨年、売上が倍増して
19億円になりました。


このため、社員のボーナスを
7.2ヶ月分出したそうです。


この三人のベテラン経営者に共通するのは、
社員を育てる達人だということです。


中小零細企業には、
並以下の人材しか集まらないと言います。


秋山社長曰く、
「人のいいのはいますが、能力のある人材はいません」。


能力のある人材は、
大企業か役所に就職すると言います。


しかし、その並以下の人材を
「並」か、「並以上」に育てることが重要です。


今日は、社員教育について、考えてみます。


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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!


この三人の中で、一番印象に残ったのは、
千代田設備の佐藤社長です。


今の日本は、「弱者養成国家」だと
喝破します。


つまり、弱者だけがどんどん増加し、
弱者を強者にするシステムがありません。


本来、弱者を強者にする
システムや文化が必要です。


このような現状を踏まえて、佐藤社長の社員教育は、
「自主」「自律」「自己責任」を重視しています。

佐藤袁也社長

動物の子育てに学ぶことが多く、その理由は、
動物は、子供たちを短期間で、一人前に育てるからだそうです。


 この差は、命をかけているか、
命をかけていないかの差です。


佐藤社長の社員教育は、動物的で、
社員と体と体のぶつかり合いをするそうです。


具体的には、よそ行きの言葉は使わない、
駆け引きも一切なしの直球一筋です。



また、千代田設備では、
「技能五輪」や「技能グランプリ」へ出場しています。


これは、配管の技術などを競う大会で、
技能五輪では7年連続1位を獲得しています。


佐藤社長は、技能五輪、技能グランプリ参加の
目的をこう語ります。


〜以下転載〜
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私たちの仕事は、お客様に依頼された水道工事等の仕事を、
現場に行ってしっかりとこなすことです。
言われた仕事をきちっとこなし、それで給料をもらう。

それは当たり前のことなのですが、言われたことを当たり前に
こなせるようになって、それで給料をもらっていると、
人はどうしても易きにながれて、自分の技術を更に磨こう
という意識が低くなってきてしまう気がします。

特に私どものような仕事をしていると、なかなか本気で
人と競う機会もなく、自社の技術に対し、これでいいと
満足してしまっているのもあって、私としては社員の
そんな意識をなんとか変えたかったんですね。

そこで考えたのが技能競技大会への挑戦です。
当社では「やりたい」という人だけですが、
入社した若い人には技能五輪に、
入社して数年経っている人には技能グランプリ等に
挑戦させるようにしています。

そして挑戦する人に対しては、
ともかく大会へ向けて精一杯の努力をさせる。
コーチとして先輩作業者がわざわざ時間を作って
練習に付き合ったり、指導にあたったりと、
会社として全面バックアップを惜しみません。

そのような状況の中で、絶対に勝たなければ!
という強い意識を持つようになることがひとつの目的です。

そしてその強い気持ちと努力の結果、
大会ですばらしい成績を収めることが出来れば、
自分にとって大きな自信となります。
================================================
〜以上転載〜


技能競技大会参加の目的


そして、その効果は以下の通りです。
====================================
●我慢する、困難に耐える精神を養う
●ライバルから学ぶ
●感謝する気持ちを育てる
●負ける悔しさを知る
●日常の「励み」を持たせる

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技能競技大会参加の効用


佐藤社長は、「会社は人間道場」だと言います。
そして、「会社で本物の財産を作れ」と。



本物の財産とは、金銭や物品ではなく、
優しさや勇気など、人間力のことです。


さらに、人に喜ばれる習慣を
つけることだと言います。


要は、会社と仕事を通じて、
人間性を養い、よりよい人生を生きることです。



ですから、千代田設備では、
仕事と人間性が連動しているのです。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、明日あさ7:00です
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■お客様を満足させるためにそこまで・・・

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お客様を満足させるためにそこまで・・・
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先日、私が所属する異業種交流会の
「伊藤会」に参加しました。


伊藤会は、「経営者やリーダーの育成」を目的として、
約1年半前に発足しました。


会長は、数々の会社の再建をおこなってきた
伊藤仁隆(いとう・まさたか)さんです。


伊藤仁隆プロフィール


新潟県、長野県、東京の若手経営者、次期経営者など、
13人が参加しています。


さて、先日開催された伊藤会の懇親会で、
ある若手経営者から、興味深い話しを聞きました。


新潟県三条市にある、
最近脚光を浴びている会社のことです。


そして、話しの内容は・・・
お客様を満足させるためにそこまでするのか、
という事例です。


私が感動したのは、
お客様のために、そこまで考えが及ぶことです。


そして、この話しを聞いた時、
ある有名ラーメン店のことを思い出しました。


やはり、お客様を満足させるために、
そこまで考えているのか、という話しでした。


今日は、お客様のためにどこまで考えが及ぶのか?
をテーマに考えてみます。


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さて、まずは、
有名ラーメン店の事例です。


正直、記憶が定かではありませんが、
このような内容の話しだったと思います。


このラーメン店では、最後のしめで来店するお客様に、
こんなことをおこなっていたそうです。


最後のしめですから、
たらふく、飲んだり、食べたりした後です・・・


通常の量のラーメンでは、
全部を食べきれず、残す人が必ずいます。


食べたいのに、お腹が一杯で、
もう食べられないという状態です。


私は、このような状況では、何となく、
お店に申し訳ないような、もったいないような気になります。


正直、残しているのですから、満足感は得られません。
むしろ、罪悪感です。


そこで、このラーメン店では、
最後のしめで来店されるお客様には、
麺の量を少し減らして出したそうです。


そうすることで、
お客様は残さずに完食できます。



全部、食べたという満足感を
味わうことができるそうです。



確か、このような話しだったと思います。
この話しを聞いた時は、驚きました。


そして、お客様の気持ちを察する姿勢に、
感動したのを憶えています。


さて、もう一つの事例ですが、
新潟県三条市のある会社のことです。


その会社とは、「スノーピーク」です。


スノーピークは、世界的なアウトドア用品メーカーで、
アウトドア好きで知らない人はいません。


昨年、三条市の下田地区に広大な土地を買い、
本社を移転しました。


そして、ショップも併設し、
キャンプ場も始めました。


スノーピークオフィシャルサイト


三条市内には、高速の三条燕インターを降りた所をはじめ、
案内看板もあちこちに立ちました。


全国から、お客様がやってくるからです。


その看板は、とてもシンプルで、
スノーピークのロゴとスノーピークまでの距離が
書いてあるだけです。


実は、この看板の誘導通りに行くと、
遠回りになると言うのです。


なぜでしょうか。
皆さんは、どう思われますか?


最初聞いた時、お客様をわざわざ遠回りさせる
理由がまったくわかりませんでした。


しかし、理由を聞いたら腑に落ちました。
お客様の期待感や満足度をキープするためだったのです。


スノーピークまで、通常通りの道のりで行くと、
産業廃棄物場を通過することになるそうです。


その産業廃棄物場を見ることで、
期待感や満足度が下がることが考えられます。


お客様のこれからキャンプをするドキドキ感、
ショップに行くワクワク感に、水を差さない工夫です。


素晴らしい工夫だと思います。
お客様の気持ちや心理状態を察する姿勢がです。


しかも、スノーピークの場合は、商品ではありません。
スノーピークまでの道順です。



道順にまでこだわるスノーピークという会社に
今後も注目ですね。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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■お客様は商品ではなく人に惹かれる!

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新潟県上越市に、
「アイエムタクシー」という会社があります。


会社名の通り、タクシー会社ですが、
面白いことをおこなっています。


アイエムタクシーのホームページを見ると、
乗務員のプロフィールが掲載されています。


73人の乗務員が掲載されており、
主に、趣味のことが書いてあります。


乗務員ご紹介

アイエムタクシー

タクシーのヘッドレストの背面にも、
担当乗務員のプロフィールがあれば最高ですね。


ヘッドレストとは、座席の背もたれの枕状の部分のことで、
ちょうど、頭が当たる部分です、


名刺サイズにものなら、乗車していただいた
お客様に手渡ししてもOKですね。


いずれにせよ、思わず見入ってしまいます。
そして、一気に親近感がわきます。


趣味が同じならば、乗務員とお客様の会話が、
盛り上がることも予想されます。


こうなると、タクシーは、
単なる移動手段ではなくなります。


楽しい会話や時間を過ごせる空間に
大変身します。


乗務員と話しが合うのだったら、
乗務員の指名もありですね。


以前、担当者を指名できる
大垣共立銀行半田支店「コンビニプラザ半田」の記事を書きました。


■指名されるようになれば一人前です!


今日は、社員一人ひとりにフォーカスした
経営を考えてみます。



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もう7年近く、
海外旅行には行っていません。


年に一回くらいは、行きたいと思うのですが、
なかなか実現しません。


やはり、海外旅行の魅力は、
文化の違いを体験することで得られる刺激です。


一種のカルチャーショックを体験することで、
心身共に活性化します。

ベローナ

さて、先日の日経MJに、
JTBグランドツアーの記事が掲載されました。


この会社、添乗員同行の海外パックツアーを手がけていますが、
ツアー予算の平均価格は、一人当たり83万円だそうです。


会社を設立した2005年と比較すると
何と20万円もアップしました。


狙っているお客様は、既存の海外ツアーに不満を抱く、
団塊の世代やシニア層とのことです。


JTBグランドツアーでは、30人のスタッフがいますが、
一人で、ツアー企画から販売、添乗まで一貫しておこないます。


要は、分業ではないのです。


そして、ツアーはすべて15人限定とすることで、
お客様一人ひとりに目が行き届きます。


ツアーで利用するレストランも
添乗員が推薦する店を紹介するとのことです。


一般的には、提携しているレストランを使うと思います。
つまり、観光客を専門に受け入れるレストランです。


しかし、添乗員が自ら探してきたレストラン
というところに価値があります。


この会社のスタッフは、企画・販売・添乗するという強みを活かし、
ネットや旅行雑誌で得られない情報を提供しています。


つまり、スタッフ個人の経験や価値観が、
ツアーに反映されることになります。


当然のことながら、お客様から信頼を得て、
発売後、すぐに定員に達するスター添乗員も出現するでしょう。


人気のあるスタッフと人気のないスタッフの差が、
明確になるかもしれません・・・


JTBグランドツアー


ホームページで注目すべきは、
「ツアー責任者ブログ」です。


ツアー責任者の添乗予定やお客様へのメッセージなどを
見ることができます。


また、ツアー責任者のプロフィールも
詳細に書いてあります。


ツアー責任者ブログ


会社に所属しながらも、完全に個人ブランディングの確立を
目指している経営姿勢が見て取れます。


もう、こうなると、
個人事業主のような感覚です。


今後、あらゆる業種や業態で、
この傾向は益々進みます。


商品にお客様が付くというよりも、
人にお客様が付くパターンです。



当然、気遣い、思いやり、優しさなど、
人間性がものを言いますね。


そして、商品知識に関しては、
ネットや雑誌には掲載されていないものが重要視されます。



自ら時間とお金を使って
経験した情報だけが価値を持つ時代です。


あなたは、ネットや雑誌には、
掲載されていない情報を持っていますか?


そして、あなたのパーソナリティやキャラクターを
積極的に発信していますか?


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、明日あさ7:00です
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プロフィール

linkagemic

こんにちは。マーケティングコンサルタントの長谷川博之です。中小企業の業績向上を実現するには、何をどうしたらいいのかをプロの視点で紹介します。
新潟県三条市生まれ。
昔はジャズギタリスト、今はマーケティングコンサルタント。
2002年、同文舘出版株式会社より「あなたの思い通りにお客さんを“買う気”にさせる法」を上梓。「小手先のテクニック」「男の広告・女の広告」がブームに。

現在、株式会社リンケージM.Iコンサルティング代表取締役。ギタリスト評論家。

詳しいプロフィールはこちら

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□■農耕型ビジネス■□

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新規顧客開拓よりも、リピーター育成と紹介顧客の増加が安定経営の基本です!
不況に強いビジネスモデルです。


□■異業種に学べ■□

もう競合や同業種から学ぶことはやめてください。
異業種の成功ノウハウや考え方を導入することでしか変化はできません!
成功企業は必ず異業種ノウハウの導入をおこなっています。
ハイブリッドビジネスを目指しましょう。


■□顧客に情熱を□■

商品よりも顧客に情熱を注ぎましょう!とにかく個別対応を心がけることです。
顧客は商売発展の源です。


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