おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。


今日の「
感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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競合がいてもいなくても!
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昨年の春、初めて
「佐渡市」にお客様ができました。


佐渡市とは、朱鷺(とき)や金山で有名な、
あの佐渡島です。


お客様ができるきっかけは、
ある団体で私が講演をしたことです。


その講演の参加者の中に、
佐渡で会社を経営する社長がいたのです。


それからというもの、毎月1回、
佐渡でのコンサルティングが始まりました。


私が佐渡に初めて行ったのは、
今から7〜8年前のことです。


ある会社の営業同行で、
海産物の加工会社にお伺いしました。


最近では、新潟県(本土の)の小学校の修学旅行は、
佐渡に行くようですが、私が小学校の時は、会津若松でした。


そんなこともあり、約40年もの間、
佐渡に縁がありませんでした。


また、海を渡ることから、
もの凄く遠いというイメージでした。


フェリーだと2時間半ですが、
ジェットホイルだとわずか1時間です。


私の事務所から、佐渡汽船乗場までわずか15〜20分ですから、
2時間もあれば佐渡に行けるのです。


わずか2時間で、
異空間に行けるとは知りませんでした・・・。


さて、佐渡の人口は、
1960年(昭和35年)は11万3000人でした。


ところが、2010年(平成22年)には、
6万2000人です。


50年間で、おおよそ半減したことになります。


そのため、観光にも力を入れており、
音楽イベントの「アースセレブレーション」や
「トライアスロン」なども開催しています。


また、石川県能登地域と共に、
日本初の「世界農業遺産」に認定されています。


世界農業遺産とは、
後世に残すべき生物多様性を保全している
農業上の土地利用方式や景観について、
国連食糧農業機関(FAO)が認定したものです。


参考までに、佐渡のお米の生産量は、
おおよそ60万人分相当になるそうです。


ですから、佐渡の人口の
10倍ものお米の生産量になります。


同じ新潟県なのに、
知らないことが多過ぎますね・・・。


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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!


というわけで、約1年間、毎月1回、
佐渡にコンサルティングに行ったのですが、
佐渡ならではのビジネス事例がありました。


佐渡ならではというのは、
「島」ならではということです。


島内の原料を使って、島内で製造して、
島内で消費する分には効率的です。


しかし、島内だけでは調達できないものもあります。
その場合は、船便の交通費が上乗せになります。


先程も紹介しましたが、初めて佐渡に行ったのは、
今から7〜8年前です。


その時は、海産物の加工会社にお伺いしたのですが、
「ネット販売も送料がバカにならないので、ハンデだなぁ・・・」
とおっしゃっていました。


確かにそうです。

佐渡空港

さて、クライアントの社長から、
こんな話しを聞きました。


A社という会社のことです。


このA社は、
島内に競合はほとんどいなかったそうです。


ですから、ほぼ独占に近い商売です。
需要があって競合がいないのです。


このような状態ですから、営業という営業もやったことがなく、
左団扇の経営です。


楽して儲かるとはこのことです・・・。



ところが、ある日、
本土から競合やってきたのです。


競合は、本気で営業をしたそうです。


その結果、わずか1年半程度で、
仕事のほとんどを奪いました。



お客様から、仕事の依頼が来るのが当たり前で、
営業努力をしなかったA社は足元を救われました。



よく考えれば、恐ろしい話しです。


このような状況の地域は、佐渡に限らず、
田舎にいけばまだまだあるような気がします。


外部から侵入してくる競合には、
十分気をつけるのは当然のことですが、
外部から競合が入ってこないようにすることも大切です。


私の尊敬するN社長は、
新潟市で2つの会社を経営しています。


両方とも業績好調ですが、好調でも手を抜くことなく、
不断の努力を続けています。


そして、N社長はこんなことをおっしゃっています。


この地域に、外部から競合が入ってこないようにしたい。
 そのためには、超地域密着経営をおこなって、外部の競合が、
 あの地域はあの会社があるから進出しても無理だ・・・
 と言われるようにならなくてはいけない!」と。


私は、素晴らしい哲学だと思いました。
これにより、この会社は不断の努力を続けています。


競合がいるとか、いないではなく、
「もっともっと、お客様の満足を上げるには、どうしたらいいのか?」
「もっともっと、お客様が幸せになるには、どうしらいいのか?」。


これが大切なことです。


比べるものがなくても、正しい商売道を究めることが、
人間性の向上にも繋がるはずです。



競合に振り回されるのではなく、
お客様と真摯に向かい合ってください。


そこにしか、答えはありません・・・。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、6/4のあさ7:00です
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