おはようございます!
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之です。


今日の「
感謝と喜びの超地域密着経営で地域No.1を目指せ!」は・・・
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コバンザメ商法
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新潟市中央区紫竹山には、
「原信」というスーパーがあります。


この原信の隣は、コジマ電機があり、
集客力という店では、この辺りでは郡を抜いています。


原信はスーパーですから、
青果、生肉、鮮魚、加工食品、惣菜など、
あらゆる食料品を販売しています。

原信

さて、この原信の目と鼻の先には、
「八百新」という八百屋さんがあります。


完全に原信の青果コーナーとは、
ライバル関係にあります。


中には、原信の駐車場に自動車をとめて、
八百新に買い物にくるお客様もいるようです・・・


かなり以前から、この原信の前を通ると、
八百新が気になっていました。


その理由は、特に午前中は、
お客様で店内が溢れているからです。


さて、ネットで八百新の情報を収集してみましたが、
意外とありません。


紫竹山に原信がオープンしてから、
その後、八百新がオープンしたようです。


ネットの情報では・・・


「旬の地元野菜がとても安く買える!」


「しかしここは安い。半端ない。
 しかも店員は若い娘がやっております。」


八百新を利用したお客様の声は、
とにかく安いということのようです。


一見すると、完全に、
八百新の「コバンザメ商法」のようにみえます。


しかし、お客様を観察していると、
そうでもありません。


最初、八百新で野菜を買って、
その後で、原信で買い物をするお客様。


最初、原信で買い物をして、
その後で、八百新で買い物をするお客様。


よく観察していると、
持ちつ持たれつといった感じです。


そして、何より、
八百新の「噂」の効果です。


あまりに強烈な話題性、この場合は・・
原信の目と鼻の先に出店して繁盛している。


そして、半端ない安さです。


この噂を聞きつけて、商圏外のお客様も
やってくるはずです。


そして、ついでに原信で買い物をする。
このような効果もあると思われます。


さて、今日は、
コバンザメ商法について考えてみます。


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長谷川博之の眼★超地域密着マーケティングのポイント!
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私が動画で解説しています!


原信と八百新については、
同じ商品(野菜や果物)を扱っているので、
ひじょうにわかりやすい事例です。


また、同じ業種が集まることで、
もの凄い求心力が生まれます。



たとえば、新宿西口です。


ここには、ヨドバシカメラ、ソフマップ、ビックカメラなどの
家電量販店がしのぎを削っていました。


そこへ、ヤマダ電機の「LABII新宿西口館」
がオープンしました。


この時、ヨドバシカメラの売上は、
激減が予想されました。


しかし、LABII新宿西口館のオープン時の
ヨドバシカメラの売上は、前年比50%増加でした。



その後は、徐々に下降したものの、
前年比の10〜20%増加で推移したそうです。



完全な相乗効果です。


LABII新宿西口館も、ヨドバシカメラも、
良かったのです。


今はあまり見なくなりましたが、
総合病院の近くにある花屋や果物屋さん。


お見舞い需要を見越して、
総合病院の近くに出店しています。


また、昔は、総合病院の前に、
食堂というパターンがありました。


私の生まれ故郷である新潟県三条市には、
済生会病院という総合病院がありました。


そして、道路をはさんで、目の前には、
「大黒亭」というラーメン店がありました。


この大黒亭は、済生会の目の前と言う立地を活かし、
済生会への出前もおこなっていました。


そして、お店に来店するお客様の多くが、
済生会病院へお見舞いに来た人が、
多かったのだと思います。


この時、済生会病院内には、
食堂やレストランはありませんでした。


完全に、済生会病院へのコバンザメ商法です。
これが、今から20年前の話しです。


その後すぐに、済生会病院は、
別の地に移転することになりました。


「大黒亭は、大丈夫なのだろうか?」
という噂が流れました。


この時、大黒亭は、
これといって特徴のないラーメン店でした。


特徴などなくても、商売ができたからです。


総合病院にやってくる老若男女ですから、
変にとんがっていない方が、良かったのでしょう。


済生会病院が移転してからは、しばらく、
経営的に苦戦を強いられていたに違いありません。


その後、店主と話す機会がありました。


何と、遠方からも、
ラーメンマニアが訪れる店に変身していました。


そうです、新潟でも、
ラーメンブームに火がついたのです。


当然、店主の努力が一番だったと思います。
それに加えて、ラーメンブームです。


これで、コバンザメ商法から、脱却をしたという話です。
そして、現在は、済生会の跡地に店を新築しました。


コバンザメ商法は、相乗効果を生む一方で、
その構造が崩れると、一気に経営難が訪れるリスクもあります。


さて、あなたの会社やお店は、
コバンザメ商法をどう経営に取り入れますか?


地域密着ビジネスは、持ちつ持たれつという
コバンザメ商法に似た考え方が、とても重要になります。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地域密着ビジネス専門コンサルタントの長谷川博之でした。

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次回の更新は、明日あさ7:00です
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