只今、事務所に戻りました。
今日の新潟は、ひじょうに過ごしやすい気候でした。
先日、ある会社の商品開発会議に立ち会った。
そこで思ったことは、イノベーションは難しいということ。
今までの取引先とのしがらみ、
その企業の文化・慣習などが複雑に絡みあって
なかなか新しい境地に進出できない。
というより、今までの延長線上から抜け出せない。
今こそ、思い切った行動をしなければいけないのに…
話しは変わるが、経営にイノベーションを起こすには
『商品を変える』
『ターゲットを変える(市場を変える)』
『販売方法を変える』
のいずれ、またはすべてを実行するしかない。
新潟県新発田市に、菊水酒造という酒蔵がある。
酒蔵というと古いイメージがあるが、30年以上も前に杜氏制を廃止し、
今では当り前のアルミカップの生原酒を日本で初めて発売した企業だ。
菊水酒造は、度重なる天災によって廃業を考えた。
しかし、経営者はご贔屓にしてくれるお客様と
自身の子供の将来を考え奮起したのだ。
そして、一か八かの賭けにでる。
はたから見たら賭けであったが、
経営者には絶対の信念と自信があったのだ。
商品とターゲットと販売方法のいずれも買えた起死回生の商品が
『ふなぐち菊水一番しぼり』という原酒。
もうかれこれ30年以上前の話しなんだけどネ。
日本酒業界のイノベーション。
そして、ランチェスター戦略の見本のような戦略だった。
この会社の高澤会長は、私が尊敬する一人。
本当に人間的にも素晴らしい!
戦略も素晴らしい!
経営者としても素晴らしい!
機会がある度に、
この高澤会長のことは紹介しています。
きっと、「またか…」
と思っている人もいるかもしれません…
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